ココロの健康

ストレスやイライラが溜まっている方に朗報!アンガーマネジメントで「怒り」をコントロールする

皆さんは普段、自分の怒りの感情とどのように向き合っていますか?

怒りの感情は、人間関係を悪化させたり、イライラがビジネスの効率を下げてしまったり、うまく解消できないことでストレスの原因になったりとトラブルの原因になりかねません。

アメリカでは1970年代に怒りの感情をマネジメントするための心理教育としてアンガーマネジメントという手法が開発されました。

アンガーマネジメントを学ぶ事により、職場でのコミュニケーションはもちろん人間関係全般に良い循環が生まれるのです。

そこで、日本アンガーマネジメント協会の公認ファシリテーター加藤浩章講師にアンガーマネジメントについて伺ってまいりました。

 

アンガーマネジメントとは?

max16011522_tp_v

アンガー(怒り)をマネジメントするという言葉から、どうしても私たちは「怒り」という感情を「よくないもの」としてとらえてしまいがちですね。

加藤講師:はい。最初に申し上げておきたいのが、アンガーマネジメントの目的は、決して怒らなくなることではありません。アンガーマネジメントは怒りのメカニズムを理解し、トレーニングを重ねることで、怒る必要のあることは上手に怒れ、また逆に怒る必要がないことは、怒らないようになることを目指しています。日本アンガーマネジメント協会では、アンガーマネジメントのアンガーは怒り、マネジメントは後悔しないことと表現しています。怒って、後悔した経験は、皆さんそれぞれが沢山お持ちだと思います。私も、子供や周りに怒りをあらわにしてしまったことで、後悔することがあります。まさに、わかるとできるは違うんですよね(笑)

 

トップアスリートたちが、重要な試合で怒りを爆発させてしまい、その後の試合も、そしてアスリート人生も台無しにしてしまう場面がありますよね。

加藤講師:はい。アンガーマネジメントは、アメリカで生まれた心理教育のひとつです。世界最高峰のアメリカンフットボールリーグのNFLでは、新人選手がアンガーマネジメントのプログラムを受講する事を必須条件にしています。トッププレイヤーともなれば、試合中はもちろんのこと、自分を追いかけてくるマスコミ、ファン、スポンサーなど、衝突を避けなければいけない場面がたくさんありますから、新人のうちにしっかりトレーニングさせておこう、という狙いです。ビジネスの場面ですと、上司の日常的な怒りが要因で人間関係が破たんしている部署は、生産性が低いのは目に見えています。反射的に出てしまった一瞬の怒りが、ビジネスを、そして人間関係を台無しにしてしまうのは、とてももったいないことですから。

なるほど、ありがとうございます!

 

「怒り」の仕組みについて

takebe160224230i9a0524_tp_v

加藤講師:「怒り」とは何か。実はあまりじっくり考えたことがない、という方は多いと思います。アンガーマネジメントのセミナーでは、ここ1週間を振り返って怒ったことを思い出して、簡単に発表いただくワークがあるのですが、これが、毎回とても盛り上がります!

 

みなさん、さまざまな「怒り」をもっているからでしょうか?

加藤講師:なぜ盛り上がるか。「怒り」には構造があり、発生するメカニズムがあることを知るからです。ここでひとつご理解いただきたいのは、怒りは第二次感情であるということです。不安だ、辛い、疲れた、嫌だ、寂しい、といった一般的に言うところのマイナス(ネガティブ)な感情を第一次感情と言います。その第一次感情が蓄積し、心のコップから溢れだす状態が「怒り」の状態なのです。先ほどのワークの話に戻ると、「怒り」を共感された側は、怒った理由に共感されたことで、「怒り」が受容されたと感じます。例えばクレーム対応時についてもクレームを言っている人の「怒り」そのものよりも、その方が怒った第一次感情に注目することでクレームへの対処も上手くなります。

 

「怒り」の構造、メカニズムを知ることで、怒りにくくなるのかもしれませんね。。。

加藤講師:そうですね。また、反射的に怒ってしまいそうなとき、自分の怒りのもとにしっかり目をむけることが大切です。怒りの感情のピークは長くて6秒といわれています。

 

以前、サッカーの日本代表選手だった前園真聖さんが、テレビ番組で紹介して話題になりましたね。

加藤講師:はい。これは「6秒たてば怒りがおさまる」というように勘違いされる方も多いのですが、あくまでも怒りのピークが6秒です(笑)。この6秒のピークをおさえているあいだに、怒りの他に表現方法がないか、伝達手段はないか、考えましょう。なかなか難しいことですが、トレーニングを積むことで怒りをコントロールする力が身に着きますよ。

 

加藤講師、貴重なお話をありがとうございました。

今日から始めよう!
健康経営のミカタ

Twitter で
The following two tabs change content below.

健康経営のミカタ編集部

ビジネスパーソンの健康寿命の延伸をサポート!

関連記事

  1. ココロの健康

    心は「温かい、冷たい」に敏感です!

    朝晩の冷え込みも和らぎ、日中はずいぶんと暖かくなってきました。この時期…

  2. ストレス

    ミスが多い新入社員への対処法 

    4月も最後の週となりました。新入社員の配属…

PAGE TOP