ストレス

新入社員の5月病対処法

今回は、新入社員(特にOJT中の新入社員)のストレス軽減を取り上げてご紹介いたします。

入社時研修も終わり、配属先でのOJTが始まっている企業も多く、新入社員の皆さんの疲れや
ストレス、いわゆる「5月病」に配慮が必要な時期です。

「期待」と「やる気」で何とか社会人生活をこなしてきた新人が、実際の仕事の現場に入って
「うまくできない自分」、
「想像と異なる自分(または環境)」、
という現実と向き合ったときに、適応障害のような症状が現れることがあります。
それが新入社員の「5月病」です。
人によってそれぞれではありますが、無気力や不安感が要因となって「不眠」や
「疲れ、だるさが抜けない」「食欲不振」などの身体症状となってあらわれます。

症状が進み仕事を欠勤するようになってしまうと、本人だけでなく所属先(OJT受け入れ先)の社員
にも不安や焦りでビジネスパフォーマンスダウンの影響が出てしまいます。
なるべく早いうちに善処したい問題です。

あたり前のことではありますが、新入社員はこの時期、ビジネスの現場における決定権は
持たされていないことがほとんどです。

また、基礎力をつける訓練としての単調な作業の繰り返しが続くことで、
自分の仕事の意義、存在価値を見失いがちです。

仕事におけるストレス要因として特に重要な影響を持つ、
「仕事の裁量」「仕事の意義への理解」が不十分な新入社員は、
仕事の充実感が得られにくく、とてもストレスフルな状況
におかれています。

とはいえ、
OJT中の新入社員に突然、
「明日から見積り金額は自分で決めていいよ」
「最初から最後まで、全部の工程を完遂してください」
とは言えません・・・。

では、どうしたら新入社員に「仕事の充実感」を与えられるのでしょうか。

健康経営のミカタでは、ひとつの解決策として「小さな成功体験を積ませる」ことをご提案します。

手順は簡単です。

新入社員に「自分が絶対に実現できること」を目標として設定し、リストにあげてもらいます。

リストには、
「前日に、翌日の服の準備をする」
「遅刻をしない」
「部署への電話を2回以上とる」
「資料を間違えずにコピーする」

など、
経験のある社員であれば首をかしげたくなるようなささいなことでもよいので、
必ず達成できる目標を作ってもらうことが重要です。

1日の最後に、自分の目標リストの項目をひとつずつ「できた=成功した」とチェックすることで、
モチベーションが格段に上がります。

成功体験は、脳の快楽物質であるドーパミンの分泌を促します。
つまり、脳が「元気」になるのです。

それほど大きな目標ではなくても、人は自分で設定した目標をクリアすると満足できます。
むしろ、あまりに高い目標を設定してしまうと、目標と現実とのギャップで落ち込んでしまう原因にもなります。
出典:「科学的に元気になる方法集めました」著者 堀田秀吾

ですので、
「3カ月以内に大口クライアントの契約をとる」
「1年後、グループリーダーになる」
など、中・長期的な、また大掛かりな目標を掲げるとあまり意味がありません。

周囲の先輩社員たちが何とかして新入社員の「良いところ」を見つけて褒めたたえるよりも、
新入社員自身が「自分で設定した目標を達成し、成功した自分を褒める」
ことのほうが効果的なのです。

もちろん、この「小さな成功体験の積み重ね」は新入社員だけでなく、
日々の仕事の中でのストレス対処法としても有効です。

1日の終わり、「今日できなかった仕事」を思い浮かべるのではなく、
「今日できた仕事リスト」を作ってみるだけで、充実した気持ちが湧いてきます。

参考;
「科学的に元気になる方法集めました」著者 堀田秀吾
「脳を活かす勉強法」 著者 茂木健一郎

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