書籍レビュー

「アタマがみるみるシャープになる!!脳の強化書」 働き方改革に取り組む人事の皆様へオススメ本レビュー vol.15

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加藤 功甫

加藤 功甫

シニアコンサルタント株式会社Bodytune-Partners
NPO法人Connection of the Children 代表理事 一般社団法人日本スポーツ&ボディ・マイスター協会 ディレクター 横浜国立大学大学院修了。運動生理学修士。 元中高一貫校保健体育教師。 2011年、25社の協賛を得て、ユーラシア大陸2万キロを自転車横断。 各地の教育機関を訪問し、教育の可能性を研究。 2013年、非営利活動法人を立ち上げ、グローバルでローカルな教育プログラムを開発。全国の教育機関でプログラムを実施している。 2014年より、日本スポーツ&ボディ・マイスター協会でスポーツイベントの企画運営に関与。 年間150回のイベントのオーガナイズを実施。 主な研修テーマはレジリエンス、マインドフルネス、コミュニケーション、チームビルディング、キャリア、多文化共生。 2013年、2014年トライアスロン(ロング)日本代表 2015年、サハラマラソン250kmを完走。 資格 小学校教諭専修免許 中学校教諭専修免許(保健体育) 高等学校教諭専修免許(保健体育) 水泳1級 書籍 『ユーラシア大陸自転車横断2万キロの旅』 (枻出版社 2012)

今回も働き方改革や生産性向上に役立つ書籍のレビューをお届けいたします。

今回ご紹介させていただくのは2010年にあさ出版社より出版されたアタマがみるみるシャープになる!!脳の強化書です。

 

近年「脳」に関する謎が少しずつ明らかになってきています。本屋さんに行くと「脳」を題材とした様々な書籍を目にすることがあるのではないでしょうか。

今回ご紹介する書籍「アタマがみるみるシャープになる!!脳の強化書」のコンセプトは、従来の「鍛え直す」タイプの脳トレではなく、なりたい自分を手に入れる「戦略的投資」です。

脳は衰えない?!

一生の中で一番脳細胞が多いのは「赤ちゃんの時」という事実は、多くの人が耳にしたことがあるのではないでしょうか。

すなわち、

「脳細胞の数自体は、歳をとるにつれ減っていく=脳が衰えていく」

・・・のですが、この等式に著者は「待った!」をかけています。

脳細胞の減少に反比例するかのように、脳内ではアミノ酸などの物質が増えていきます。(中略)脳細胞は、数こそ少なくなっても、このように栄養が供給され続ける限り、その成長を止めることはありません。

と断言しています。

私たちの脳は大きく、普段使われている領域は限りなく狭いので、使われていない領域を上手に活用できれば、死ぬまで成長し続けることが可能だと言います。

脳が成長するのは、様々な種類の刺激を受けた時。そう考えると、多くの日本人の脳みそが活発に成長し出すのは、社会に出て、様々な業種につき、新しい刺激を受ける20代〜40代なのです。

「脳番地」という考え方

脳には1000億個以上の神経細胞が存在していると言われておりますが、場所によって、複数の細胞同士が集まり、同じ働きをしています。

この脳細胞集団と、その細胞集団がよりどころにしている基地のことを、私は「脳番地」と名付けました。

私たちが普段慣れ親しんでいる地図のように、脳という街にも番地があり、そこにはそれぞれのエリアで独自の働きをする人(細胞)が住んでいる。そう考えると、謎に包まれている私たちの「脳」が少しだけ身近に感じるのではないでしょうか。

著者は、この脳番地を120に分け、それぞれの働きを研究しています。本書では、脳番地の全体的な配置と、脳をいかにトレーニングするかに重きが置かれており、具体的にどの番地が、どのような機能と対応しているのかの詳細は記載されておりません。

興味がある方は、同著者の「脳番地を鍛える」をご参考ください。

120にもなる脳番地は、以下の大きく8つに分類できるとのこと。

①思考系脳番地
②感情系脳番地
③伝達系脳番地
④理解系脳番地
⑤運動系脳番地
⑥聴覚系脳番地
⑦視覚系脳番地
⑧記憶系脳番地

また、8つに分類された番地には、優先順位があり、①と②が他の脳番地に一番影響を与えるようです。

詳細は、本書「アタマがみるみるシャープになる!!脳の強化書」をご参照ください。

脳を活性化する3つのポイント

本書では、脳番地を刺激するポイントを3つと、それに付随して具体的に日常でできるアクションを66個紹介しています。
66個のアクションをただ闇雲にやるだけでなく、下記の3つのポイントを意識しながらやることで、効果が最大化するそうです。

1)日常の習慣を見直す
生活習慣を変えることは、それまでの自分をあらゆる角度から見直すことになるだけでなく、(中略)日常生活をほんの少し見直すことで、使っていない脳番地に刺激を与えることができます。
2)脳の「癖」を知ること
「脳の癖」とは、あなたの脳にすでに出来上がっている「高速道路」のようなもの。
3)「したい思考」で発想すること
受け身の状態を「させられ思考」、その逆の能動的な思考を「したい思考」と呼んでいます。

がその3つです。

この3つを意識しながら、上記の8つの脳番地の区分けをトレーニングすることでみなさんの脳は、驚くほどシャープになります。

編集部でも、まずは8つに分類された番地への影響力が高い「思考系脳番地」のトレーニングを日々実施しています。

具体的には、
1、その日の目標を毎日20字程度で作ること
2、編集部のメンバー同士のいいところを3つ挙げ合うこと
3、「絶対ノー残業デー」をつくること

が代表的な取り組みです。

66個のきっかけが本書には記載されています。
みなさんも取り組みやすいものから、はじめてみてはいかがでしょうか。

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