食事

ビジネスマン必見!気になる体臭の原因と対策を徹底解説!

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にしだかなこ

にしだかなこ

管理栄養士・幼児食アドバイザー メンタルヘルスと“食”について支援センター等で講師を務める。 2016.12「心を育てる食育」出版。

「仕事中や通勤中に気になる体臭をどうにかしたい」

加齢臭や頭皮の臭い、汗の臭いなど自分の体臭を気にしている人は多いです。特に人と多く関わる職場や通勤中の電車の中などは気になります。現代ではさまざまなデオドラント剤(体臭を防ぐ薬剤)が販売されており、そういったものの使用が欠かせない人も多いのではないでしょうか。

ここでは、過度にデオドラント剤に頼らなくても生活が送れるよう、体臭の原因と対策を確認していきます。

 

 

 

体臭の大きな原因となるのは、皮膚から分泌される脂質(皮脂)です。脂質そのものが臭うのではなく、酸素によって酸化された脂質が頭皮や皮膚から出る臭いの元となっているのです。酸化された脂質は過酸化脂質と呼びますが、過酸化脂質が体内に増えて加齢臭や頭皮臭となるには以下の2つの理由があります。

 

①酸化されている油が含まれているものを食べる

 

②体内の活性酸素によって身体の中の脂質が酸化される

 

①の「酸化されている油が含まれているもの」とは、サラダ油などが使用されている食べ物です。

サラダ油で調理してあるもの(惣菜、家庭調理)、コンビニ弁当、加工食品、菓子類に含まれている油は酸化されやすい油を使用してあり、調理してから時間が経っているため、酸化している可能性が高いです。菓子類はスナック菓子以外にも、チョコレート菓子やせんべい、ラクトアイスにも油が含まれています。

油の酸化が促進されるのは、油に「酸素・加熱・光」の条件が加わったときです。そのような食品を普段から多く食べる習慣がある場合は、過酸化脂質を多量に発生させている可能性が高く、体臭を引き起こしやすいです。

②の体内の活性酸素とは、呼吸によって取り入れた酸素のうち一部が体内で害のある酸素に変化したものです。

活性酸素は加齢やストレス、大気汚染、化学薬品、不摂生、睡眠不足、運動不足などによって増えます。身体の中に脂質が多くあり、さらに活性酸素も多い状態だと、活性酸素によって脂質は酸化されてしまいます。そこで生じる過酸化脂質が体臭の原因になるのです。

つまり、①のように「酸化されている油が含まれている食べもの」ではなく新鮮な肉や魚を食べた場合でも、体内に活性酸素が多い状態だと、肉や魚に含まれている脂質が体内で酸化されてしまうということです。

 

 

 

近年は健康ブームであり、DHA・EPA豊富なサバ缶など魚の缶詰を毎日のように食べる人もいます。魚の油(DHA・EPA)は脳や身体を健康的に保つために欠かせない脂質であり、魚の摂取は毎日心掛けたいですが、非常に酸化されやすいという特徴があります。また、魚にはDHA・EPA以外に他の脂質も含まれています。

例えばこの魚の缶詰を見てみると、脂質23.9g含まれており、そのうちDHA・EPAは合わせて2.7gです。残りの21.2gはDHA・EPA以外の他の脂質が含まれているということです。21.2gの脂質とは、フライドポテトMサイズに含まれている油の量と同じです。それだけの油を体内の活性酸素が多い状態で毎日摂取していると、過酸化脂質の量も増え、「健康目的で魚を食べているのに体臭がする」という状態を招いてしまいます。

過酸化脂質は体臭の原因になるだけでなく、動脈硬化、血栓、老化、アルツハイマー病、うつ病なども引き起こします。

 

魚や肉は本来であればバランス良く栄養素が含まれている食品であるため、毎日食べたいものです。そのため、魚や肉の栄養素を体内で効率よく作用させるためには、活性酸素の発生を抑えることが重要になります。

ストレスや寝不足、運動不足は避け、活性酸素を除去する抗酸化物質を積極的に摂り入れるようにしましょう抗酸化物質とは、体内の酸化を防ぐ効能を持つ物質で、野菜や果物、魚介類などに多く含まれます。

魚や肉を食べる際は、たっぷりの野菜や果物もいっしょに食べるよう意識すると良いです。

風邪をひいているときや、油ものを多く食べた翌日など、体臭がいつもよりきつく感じた経験をした人はいるかと思います。それは、風邪により活性酸素がふえたり、多量の脂質摂取により過酸化脂質が増えたりしているからです。

お菓子やラーメンなど油もの減らしているのに体臭がするという場合は、抗酸化物質の摂取を意識するとともに、普段良く食べているものの脂質量をチェックしてみてください。魚の缶詰と同じように、健康目的で食べているナッツなども脂質量が多いので、体内に活性酸素が多い人は逆効果になってしまいます。

 

 

 

このようにすでに「酸化されている食品の摂取」と「摂取した食品を体内で酸化」をともに防ぐことで、気になる体臭は減っていきます。

体臭が気になってデオドラント剤が欠かせなくなっている人は、普段の食生活を見直し、体内の過酸化脂質の生成を抑えるよう意識しましょう。そうすることで、体臭も改善するとともに、動脈硬化予防、老化予防にもつながります。

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